面白かった。
タイトルから何となく予想が付いたけれど、違う世界を見たくて読書。
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■営業は夜8時から朝9時まで。
ニュクス薬局。「夜の女神」という意味。
店長の中沢さんがいつもそこにいる安心感。
歌舞伎町の保健室のような薬局。
お客様の保険証から、職業の予測と悩みを予測して声をかけるのだそう。
数字が06から始まる番号だと大企業に勤めている?→仕事が忙しくてストレス溜まっていないか。
など。
滋養強壮剤をボトルキープしているエピソードも面白かった。
薬局そのものが「プラセボ効果」のあるものになっている。
用がない時もフラッと寄って、病院に行くほどではないけれど気になる病気のことや最近の悩みを話して帰る人もいるのだとか。
まさに、歌舞伎町のサードプレイスですね。
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「薬剤師の仕事って、病気ではなく、あくまでもひとを見ることなんです。」(中沢さん)
仕事の本質ってそこだよなあ。