かまさかさんです!
今年の秋はどこへ行ったのでしょう?笑
。。。というくらい肌寒くなってきましたね!
今日は少し専門的な本になります。
【読書168冊目:『新米建築士の教科書』(飯塚豊)】と素敵なサムシング
【読書目的・理由】
私は建築士として一般企業に勤めています。
この本の対象のような”新米”と言える時期は過ぎてしまいましたが、、、
初心を忘れずに勉強し直したいことがあったので手に取りました。
日常業務で課せられているのは「設計」という業務だけですが、
設計事務所で行うような「総合的な設計」を視野に入れて業務に励みたいと思っています。(営業、雑務、見積、工事など全ての業務についてです。)
【学び・読書メモ】
■「30秒スケッチ」で考えを形にする力を磨く。
絵が上手い下手にかかわらずイメージを具現化するにはメモを取る事。
スケッチする習慣をつける。記憶ツールとして。
■公共建築(商業施設・美術館など)では「人」を見る。
■設計前の現地調査では「高さ」を意識して観察。
建築予定地の高低差や近隣の窓の様子。
借景に出来そうな緑や風景。
風の抜け方も!→30秒スケッチへ
■効果的に「溜まり」をつくる。
公共建築や集合住宅には「共用の空間」を。
専用住宅には家族が集まれる「共通の空間」を。
段差や建具などで動線を阻害しないように注意。
■黒髪理論:アクセントとしてインテリアには黒を。
日本人の黒い髪に合わせて。
また、肌の色にも合わせた木肌の素材を選ぶ。
■図面はクライアントへのお手紙。
「手紙」のように描き、要点を伝える。
手描きならなお良し。→30秒スケッチの成果。
【自分への落とし込み】
日常業務では、日々のタスクや売り上げ、新規クライアント獲得などに追われてなかなかクリエイティブな挑戦が行えずにいました。
けれど、初心に戻り、本当にやりたいこと。伝えたいことは業務に落とし込めているのか今一度考えてみようと思います。
『夢を叶えるゾウ』のガネーシャではないですが、
年次が上がるにつれ、ラクな方へ流されていた気がします。
自分を牽制したいと思います。
例えば新しい物件に着手するときは
・家族が溜まれる空間を提案する。人の動線・気配が分かりやすい資料を添えて。
・手描きのスケッチやパースで分かりやすく表現する。
・一般建築で美しいと感じた空間を共用住宅のロビーに提案する。
などです。
そのためには勿論、そこに掛かるコストや納め、法的に問題がないかも併せて確認する一手間が増えてきます。
「今までと同じように〜」では成長しません。
自分に負荷をかけて、向上心を常に忘れずに取り組むようにします。
驕らず、焦らず、
いつまでも気持ちは”新米”でいたいと思います。
では、また!