かまさかさんです!
【読書163冊目:『生き残った人の7つの習慣』(小西 浩文)】と素敵なサムシング
- 出版社: 山と溪谷社 (2018/12/14)
【読書目的・理由】
タイトルから興味を持って。
なぜだか「7つの〜」というのは惹かれるワードです。
ビジネスの世界と山岳の世界での「心しておく共通点」を書いた本です。
【学び・読書メモ】
■危機の90%以上には予兆がある。
つまりは、日常の行動や習慣、心の持ちようで回避できる。
■ゴール直前に気が緩む。ケガをする。
それを見込んで目標を一歩先に設定しておく。
■「沈着」と「過信」を混同しない。
「経験則」や「慣れ」からくるミスを防ぐ。
焦らずに初心に戻ることが大切だと心に刻む。
【読書を踏まえて自分にどう落とし込むか】
高峯登山家の著者に言わせれば「登山」と「ビジネス」には共通点が多いという。
(ただし、「登山は死と直結している。」という事を除けば。。。)
死と何度も直面してきた著者のストイックな習慣が紹介されています。
中でも、「沈着」と「過信」を混同しない。という習慣。
これはベテランになればなるほど、混同しがちになってくると思います。
技術職ならば、厳しい納期や予算の中でいかにして成果を上げるか。
営業職ならば、約束数値をいかにして達成させるか。
日々追われていると思います。
そんな中で、「あの時もこれぐらいで済んだから〜」と勝手に判断をし、
後々「データ改竄」などで摘発されたりします。
これらは全て”危機の過小評価”や”焦り”が原因だと著者は言います。
デスクワークだけでなく例えば建築現場では、安全が第一です。
職人は現場に入る前に道具の作動チェックをし、”KY活動”を行います。
”KY”、これは”危険予知”という意味です。
指差し呼称で「ヘルメット、ヨシ!足元の状態、ヨシ!」などとその日の作業で危険が予知される場所を確認し合い、それから作業に入ります。
これらは大げさなくらいがちょうど良いと思います。
当たり前の事をバカにせず、しっかり時間をとって確認する。
「慣れ」と「焦り」は最悪の組み合わせです。
”急がば回れ”、この言葉に尽きます。
では、また!