かまさかさんです!
【読書150冊目:『僕は君たちに武器を配りたい』(瀧本哲史)】と素敵なサムシング
- 出版社: 講談社 (2011/9/22)
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【読書目的・理由】
2011年の本。
タイトルは知っていたけれど、何となく敬遠していました。
私が就職する前の本。
正直、もっと早く読めばよかった!と思った良本でした。
【学び・読書メモ】
■資本主義の本質を理解する。
■エンジェル投資家
創業間もない企業に対し資金を供給する富裕な個人のこと(Wikipedia)
■『学問のすゝめ』で福沢諭吉が伝えたかったこと
「人間は平等である。」と言うことよりむしろ
「学問をすることで人間には差がつく。」と言うこと!
以前読んだ違う著書の本にも同様のことが述べられていました。
■商品のコモディティ化
(工業化の大量生産の歴史から始まる”資本主義”)
消費者にとってどの商品を選んでも差異がない状態。
商品に限ったことではなく、人材の評価においても同様の現象が起きている。
■40代、50代の役職社員が大量にいる会社は危険!
彼らの高い給料や退職金を稼ぐために、若い20代、30代が成果より少ない報酬を受け取っている!!
■情報弱者=自分の頭で物事を考えない人
冷静に、会社の弱点を分析し自分のスキルや知識を増やしていく。
【読書を踏まえて自分にどう落とし込むか】
含蓄のある言葉が多い良本でした。
8年前の本とは思えないほどに。。。ズバリ現在の私の状況を言い当てています。
私は今、会社に勤めているサラリーマン(7年目)ですが、入社1〜3年は会社の研修や資格取得などでありがたいことに学びの多い日を過ごせていました。
まさに、お金を貰いながら大学に通わせていただいているような感覚でした!
そこから2年、3年と経ち自分のペースで仕事ができるようになると、それだけでは物足りずに様々なことに興味を持つようになりました。
(他の課の業務や社内政治(笑)など)
そこで気付いたのが、(こんなことを言うと非常に横柄な感じになるのですが)
給料に見合った仕事をしていない、手を抜いている部長・課長の多さです。
契約取らずに丸々1ヶ月平気で過ごしている人もいたり、なんと、定時前にこっそり帰っている部長様もいました。。。
もちろん、営業職は休日がないような働き方をしているのその分大変だとは思いますが、この事実を知った時、私は一人憤慨していました。
直近の上司に不満を漏らすと、
「でもね。この会社を支えてここまで大きくして来たのは間違いなく彼らなんだよ。そのくらいは仕方ないんだよ。」
と達観(!?)されていました。
当時は、不満を自分の中で押しつぶしていましたが今は違います。
私は私の考えを持って、この本の記す”武器”を見つけてそして磨いて、
来るべき時に備えようと思いました。
では、また!