かまさかさんです!
9月は、1日1冊読書をしました。
「読んで→考えて→自分に落とし込む。自分の言葉で説明できるようにする。」
をただひたすら繰り返す日々でした。
フラフラでしたが、なんだか自分に対して自信がつきました!
10月も読むぞ!考えるぞ!”もの”にするぞ!
【読書133冊目:『CHANGE-未来を変える、これからの働き方』(谷尻誠)】と素敵なサムシング
- 出版社: エクスナレッジ (2019/8/28)
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【読書目的・理由】
有名建築家は名だたる大学を出たり、巨匠建築家のアトリエで修行を積んだりしていますが、谷尻さんはそのどれにも該当しません。
ですが、建築雑誌には常連の方です。
本の表紙に職業が「建築家・企業家」とありました。
建築を俯瞰的に捉えているところもまた面白いです。
また、谷尻さんは映画「未来のミライ」のくんちゃんの家の設計士です。
(斜面に立っていて家の中に段があったり中庭がある家)
いつも本は電子書籍で買っているのですがこちらは単行本で買いました。
本屋をぶらぶらしていると電子書籍化されていない本に出会えるので楽しいですね。
【学び・読書メモ】
■仕事の不安は仕事で解消。
仕事を自分にとっての「ライナスの毛布(安心毛布)」にする。
■矛盾したコトバを考える→設計デザインコンセプトへ。
「懐かしさを感じる未来のモノ」
「歩きにくい窓」など。それって何?
■「なぜ?」を3回。悩みの本質が見えてくる。
仕事が楽しくない
→なぜ①?
オフィスに行く時間が苦痛
→なぜ②?
満員電車だから。
→なぜ③?
「時間帯がラッシュ時だから。」
■分析したものはスケッチよりコトバをメモすることが多い。
・”恋愛は点滴” ”音色って何色?”→コトバから想像が広がることが多い。
・星座のように繋げて意味を持たせる=「星座ロジック」
■知識よりも執着が大切
探す過程にこそ仕事をする楽しさがある。
■「自分の時間がない」→「仕事も自分の時間ですよね?」
モチベーションを捻り出す。
■仕事はチームプレースポーツ。
ゴールに向かってパスを回していく。
誰のための仕事でもない。チームのため。
■問題は解決できることしか起きない。
■「スポーツ人口を取り合うよりも、スポーツ人口を増やそう」(NIKE)
■スリーポイントラインから1m下がった位置からゴールに入れる練習をする。
いつもスリーポイントラインに立てるとは限らない。
■砂漠で良い野菜を作れたらパイオニアになれる。
皆が見ていない所に価値観を生み出していく。建築表現は多様であるべき。
■「外付けハード」を増やす。
自分に出来ない事を成し遂げるには内蔵ディスクだけでは難しい。
【読書を踏まえて自分にどう落とし込むか】
建築家とは自分のプライベートを全て捧げてがむしゃらに徹夜を重ねているイメージがありました。
しかし、当たり前ですがそんなことありません。
「戦略」が大切です。
谷尻さんは学生の頃バスケをされていたという事で、バスケで学んだ経験をよく例に出されています。
■スリーポイントラインから1m下がった位置からゴールに入れる練習をする。
というのは皆がスリーポイントラインからゴールを狙って撃っても、敵はそこにいるので邪魔をされてしまう。
律儀にそこに立つのではなく、どのようにすれば邪魔されずに練習通りにゴールを狙えるか。
その一つの解決策が「敢えて1m下がったところからゴールを確実に狙う練習をする事」だったそうです。
敵はまさかそんなところから打つと予想しないので成功する確率が上がったそうです。
仕事も同じです。皆と違う視点に立って、既存の価値観を疑ってみる。
少し違うことをやってみる。
勝てる分野で先に価値をつくっていく。
では、また!