かまさかさんです!
【読書131冊目:『自分の中に毒を持て』(岡本 太郎)】と素敵なサムシング
- 出版社: 青春出版社 (2018/2/15)
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【読書目的・理由】
【学び・読書メモ】
■運命に対して惰性的になるな。
謙虚であることが世渡りの第一歩だと思ってはいないか。
確かに傲慢ではあるが、それは不遜である。
★「道で仏に逢えば、仏を殺せ」(臨済宗:禅)
「しかし、出逢うのは己自身。自分自身に対面する。そうしたら、己を殺せ!」(岡本太郎)
■人生、即、芸術!
日常の好奇心を大いに発揮して、真剣に、無条件に、人生を切り開く。
■ニブイ人間だけが「しあわせ」なんだ。
ケトばしてやれ。
「幸福」と言う言葉ではなく「歓喜」と言う言葉を使うべきだ。(岡本太郎)
■プライドとは絶対感である。
自分自身に責任を持って、前面に押し出す。
「出る杭が打たれる」ならば「打ってみろ!」を自分を突きだせ!
■「醜悪美」
縄文土器など、いやったらしい「美しさ」がある。
・美しい→絶対的
・きれい→相対的、いわばその時代の「型」
「美人」ではなく「きれい人」というべき。
■「芸術は爆発だ」
派手派手しいものではない、全身全霊が宇宙に向かって無条件にパーッとひらくこと。それが岡本太郎の言う「爆発」。
【読書を踏まえて自分にどう落とし込むか】
駆け抜けるようにエネルギッシュに人生を生きた証が綴られています。
大阪万博の太陽の塔は世界の建築家・丹下健三デザインの大屋根を突き抜けています。もう、それだけで衝撃です。
当初は突き抜けるデザインではなかったといいます。
(もちろん構造計算も変わるでしょう。)
あの時代に日本初の万博で、あの(奇抜な)塔を建てるなんて。。。
しみじみと考えさせられます。
そしてまだまだ、岡本太郎が考えていたことを知りたくなりました。
適当ないい加減な人なのかなと勝手に思っていましたが、そうではありませんでした。
型にはまらないようにしているから型にはまっている私たちから見ると「ヘンな人」ですが、岡本太郎から言わせると私たちの方こそ「ヘンな人」なのです。
全ての人が「芸術家」であり、自分の中に情熱を持て!
それによって「生きる手ごたえ」を摑み取れ!!
そんなメッセージが込められた一冊でした。
では、また!