かまさかさんです!
【読書127冊目:『ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45』(鈴木 祐)】と素敵なサムシング
- 出版社: SBクリエイティブ (2019/9/18)
【読書目的・理由】
いわゆるジャケ買い。
虎の顔に黒と白のデザイン。帯にDaigoの推薦とある。
これは面白いに違いない!と思って。。
最近の本は、SNSで拡散してもらいやすいように、ジャケットにも力を入れていると思います。
こちらの本はインスタでUPしやすいように虎の絵の部分(帯以外)を正方形でデザインしてみたり。そんなマーケティング戦略を推測するのも好きです。
【学び・読書メモ】
■集中力>頭の良さ
集中力こそ現代における最重要スキル!
■独自のルーティンで集中力を高め、持続させる。
■無数の小さな刺激(情報)を遮断せよ。
1秒のあいだに脳が受け取る情報の量は1100万件。
それらにコントロールされないようにする。
■目的を抽象→具体化する。
それも一つに絞る。小さなサブゴール(マイルストーン)でやる気を持続させる。
自分な中の「獣」を手なずける。
■「小さな我慢・小さな不快体験」を敢えて繰り返し行う。
自分は誘惑に耐えられる!という成功体験で自分の中の「獣」をコントロールする。
■自己像の再定義→ステレオタイピング
目標によってアイデンティティを作り定義する。
タスク完了後のポジティブな事をイメージする(大切)。
■「ヤバイ集中力」で自分をコントロールする。
【読書を踏まえて自分にどう落とし込むか】
心理学や文献を根拠に、集中力に関して書かれた一冊でした。
誘惑に負けそうな自分、集中力が切れかかる状態になる原因を自分の中の「獣」と名付け、いかに「獣」を手なずけるかがポイントでどのようにすれば良いのかが書かれています。
さて、ここで一つの疑問があります。
「集中力」はそもそも必要なのか。楽な方に流されるのは悪なのか。
現代において、特に日本は誘惑大国です。
それだけエンタメが発達して日常が飽きないように、常に消費活動を起こしたくなるように商業戦略が練られています。
著者はこう述べています。
商品とサービスが高度化した現代社会では、瞬間的な快楽を求め続ける中で無意識のうちに自分の「自由意志」が奪われている。と。
いつの間にか企業の戦略にハマり、コントロールされている。
つまりは自分の中の「獣」を手なずけきれず、
本来やりたいことに目を向けて目的を達成していくことにエネルギーを使えていない。
別に「獣」を手なずけることができなくとも、そして「集中力」がなくても生活には困らない。
流されるままに生きることは十分に可能である。
もしかしたら大半の人がそうではないか。
私も流されるままに日常を送ってしまっている。
情報が多すぎるから自分の頭で考えるのをやめている。
けれどそれは自分の生き方と言えるのか。
操られるように都合の良い消費者側にいつの間にか回っている。
私は嫌だ!
だから深く著者の考えに共感しました。
家族や友人にこの考えを強いる権利もないし、そんな気もないけれど
私自身、「集中力とその先について」考えるきっかけになった一冊でした。
では、また!