Hey!What's UP?
かまさかさんです。
今日はコレ!
【読書ノート】
『デザインが日本を変える』~日本人の美意識を取り戻す~ (前田育男)
著者の前田育男さんはマツダ株式会社常務執行役員でマツダの車デザイナーです。
私は、車の運転が得意では無いのであまり車に興味が持てず、所有もしていないのですが
この本を読んで街を走る車を見る目が変わりました。
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前田氏がマツダのデザイン本部長に就任し2010年から「魂動-Soul of Motion」を始動します。
それまでとは違い、
「車を命を宿した生き物として」認識し、
デザインを突き詰めていく。
そんなコンセプトが込められていました。
■■■本の言葉をいくつか抜粋します。
魂動デザインには野生動物のような躍動感を表現し、リズムの取り方をフラットにし、なるべくストレートなラインを意識。
全身に力を漲らせ、今にも飛び出そうとする形状、ボディの軸を貫通するような強靭な骨格、ためた力を一気に解き放つ瞬発力。
美しくしなやかな「動きのつながり」。
デザインとは抽象的なものでは無い。
カタチと言葉、まるで両輪のように2つが並び揃ってこそ初めて相手を動かす力が生まれる。
■■■
この本では、マツダ社の「デザイン」変遷のことはもちろん、
前田氏による「デザイン」を表す言葉の表現がとても分かりやすく、上記のように説得力のある言葉で説明されていました。
デザインを抽象的な言葉でごまかさず、言語化する。
「どうしたいのか、何を伝えたいのか。」ごまかさずに説明できるように。
説明できないということはつまり、自分の思考がそこまで突き詰められていないからだ。
私が現在仕事で提案している建築プランにおいても
「〜がこうなると何となくいい空間になりますよね。心地良いですよね。」
と曖昧な言葉でごまかしがちだったが、
「〜という理由で、例えばここの距離感が人間のスケールにあっていてなおかつ視線の先に庭が広がるから、リラックスができるますね。」
などと表現するように意識を変えようと思いました。
最後の章で
「なんか、良いよね。」は無敵の言葉。
けれど時には人をダメにする。
「こうだから良い。」と理詰めでものを考えるクセをつけないと
最初の”こう”がダメになると全部ダメになる。
とありました。
今日も、自分が決めたことをやりきる3150の1日にしよう。
では、また!
★本日の『コレ英』コーナー
■annoy:からむ(『コレ英』p.120)
→Don't annoy me!:あたしにからんでこないでっ!